公的シンクタンクによる客観的評価

一般社団法人商工総合研究所が発行する中小企業金融分野の専門誌「商工金融」（2025年12月号）において、 Pit-Nagoya（名古屋中小企業IT化推進コンソーシアム） の取組が、調査研究論文内で紹介されました。

本誌は、中小企業金融や地域経済に関する分析を扱う専門誌であり、商工中金系シンクタンクによる研究成果が掲載されるものです。今回、Pit-Nagoyaが調査研究の対象として取り上げられたことは、地域におけるIT活用支援モデルとしての実績が、外部の研究機関からも評価された証といえます。

最新号｜商工金融｜一般財団法人 商工総合研究所

調査研究論文「中小サービス業のサイバーセキュリティ対策」

論文で紹介されたPit-Nagoyaの特徴

調査研究論文では、以下の点が明確に紹介されています。

・名古屋地域150社のIT企業によるコンソーシアム

・中小企業ニーズに基づき誕生した支援モデル

・無料IT相談・マッチング支援を中心とした事業内容

また、Pit-Nagoyaの取組として以下の内容が明記されています。

• 事業者に対する無料IT相談
• IT事業者とのマッチング支援
• サイバーセキュリティサービス提供
• 先進事例の紹介
• 会員相互交流（アライアンス促進）
• 他地域との連携

こうした取組が、「地域のIT企業が連携し、実践的な支援体制を構築している点」として高く評価されています。

名古屋から始まる「地域IT支援モデル」として

今回の掲載は、Pit-Nagoyaが名古屋を中心とする東海地域において、

• 中小企業のIT導入を支える「相談とマッチング」の明確な仕組み
• 150社にのぼる多様なIT企業との連携体制
• 商工会議所が主導する公的性と継続性を備えた運営モデル

これらが総合的に評価され、「地域の実践的なIT支援モデル」として紹介されたことを意味します。Pit-Nagoyaが持つ支援体制が、他地域でも参考となる事例として位置付けられています。

今後に向けて

今回、「商工金融」という専門性の高い研究誌に取り上げられたことは、Pit-Nagoyaの取組が外部から客観的評価を受けた大きな成果です。

私たちは今後も、中小企業が安心して相談できるIT支援拠点として、無料相談、マッチング支援、勉強会・展示会などの活動を通じ、地域企業の成長に寄与する価値創出に一層取り組んでまいります。