Glossary 用語集
脆弱性診断
ゼイジャクセイシンダン
脆弱性診断とは、ウェブサイトやシステムに潜むセキュリティ上の弱点(脆弱性)を見つけ出し、攻撃される前に対策を講じるための検査です。ハッキングや情報漏えいを防ぐ目的で、専門的なツールや知識を使って行われます。
脆弱性診断は、サイバー攻撃から企業システムを守るための重要なプロセスです。ウェブアプリケーションやサーバー、ネットワークなどを対象に、悪意ある第三者が侵入や改ざんを行えるポイントがないかを検査します。診断には大きく分けて「自動診断」と「手動診断」の2種類があります。自動診断はツールを使って効率的にスキャンし、一般的な脆弱性(SQLインジェクション、XSS、CSRFなど)を検出します。一方、手動診断は専門家が実際に攻撃をシミュレーションして脆弱性を深く分析します。診断結果はレポートとしてまとめられ、脆弱性のリスクレベル、影響範囲、対策方法が提示されます。脆弱性診断は、情報セキュリティの国際基準(ISO27001など)や日本の個人情報保護法への準拠にも関係しており、企業の信頼性を保つうえで不可欠です。また、最近ではクラウドやIoTデバイスの普及により、診断範囲も広がっています。定期的な診断を行い、脆弱性を早期に発見して修正することが安全なデジタル運用の鍵となります。
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その他の用語
セキュリティ監査
セキュリティカンサ
セキュリティ監査とは、企業や組織の情報システムが適切に守られているかを確認・評価する活動です。内部統制や外部基準に基づき、システムの設定や運用体制をチェックし、脆弱性や不備を見つけ出して改善につなげます。
RFP
アールエフピー
RFPとは「Request for Proposal」の略で、日本語では「提案依頼書」といいます。企業や組織が新しいシステムやサービスを導入する際、複数のベンダー(開発会社など)に対して「どのような提案ができるか」を求めるための公式文書です。RFPには、目的、要件、予算、納期などが明確に書かれており、公平な比較検討を行うために使われます。
バイオメトリクス認証
バイオメトリクスニンショウ
バイオメトリクス認証とは、人間の身体的または行動的な特徴を利用して本人を識別する技術です。指紋、顔、虹彩、声、静脈などが代表的な認証方法で、スマートフォンのロック解除や空港の入国管理などに利用されています。