Glossary 用語集
カスタマージャーニー
カスタマージャーニー
カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを知り、購入し、利用するまでの一連の行動や心理の流れを示す考え方です。マーケティングでは、顧客視点で体験を可視化するために「カスタマージャーニーマップ」を作ることが多いです。
カスタマージャーニーは、顧客体験を中心に考えるマーケティングの基盤です。人々は「知る→興味を持つ→比較→購入→利用→共有」という段階を経て行動しますが、この流れを体系的に整理したのがカスタマージャーニーです。企業はこのプロセスを理解することで、どの段階で顧客が離脱しやすいか、どの接点(タッチポイント)を改善すべきかを把握できます。たとえばECサイトなら、「SNS広告で知る」「レビューを読む」「公式サイトで比較」「カートに入れる」「決済」「口コミ投稿」といった流れが想定されます。これを「カスタマージャーニーマップ」として図示することで、部門を超えた共通理解が生まれ、施策の一貫性が高まります。また、近年はデジタルとリアルが融合し、オンライン広告や店舗体験、アプリ通知など複数チャネルで顧客が接触するため、全体最適の視点が重要です。データ分析ツールやCRM(顧客関係管理システム)と連携させることで、より精密な顧客理解とパーソナライズされたマーケティングが実現できます。カスタマージャーニーの設計は、企業が「顧客中心経営」を実践するための出発点と言えるでしょう。
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その他の用語
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アールエフアイ
RFIとは「Request for Information」の略で、日本語では「情報提供依頼書」と呼ばれます。新しいシステムやサービスを検討する初期段階で、企業が複数のベンダーから一般的な情報を収集するために使う文書です。RFPの前段階として利用されることが多いです。
CSIRT
シーサート
CSIRTは企業や組織でサイバー攻撃や情報漏えいなどのトラブルが起きたときに対応する専門チームです。被害の拡大を防ぎ、原因を調べ、復旧や再発防止を進めます。外部との連絡や法的手続きのサポート、関係者への報告も行い、組織の安全を守る役割を担います。
HTML
エイチティーエムエル
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