Glossary 用語集
教師なし学習
キョウシナシガクシュウ
教師なし学習とは、正解データ(ラベル)がない状態で、データの中から共通点や構造を自動的に見つけ出す学習方法です。たとえば、顧客を購買傾向でグループ分けしたり、画像の特徴を抽出したりする場合に使われます。
教師なし学習(Unsupervised Learning)は、入力データに正解ラベルがない状態で、データの構造やパターンを見つけるための学習方法です。目的は「未知の構造を発見する」ことにあり、人間があらかじめ分類できないような特徴を自動で抽出します。
代表的な手法には「クラスタリング」と「次元削減」があります。クラスタリングでは、データの類似性に基づいてグループ(クラスタ)を形成します。たとえば、顧客データを購買行動で分類し、マーケティング戦略に活かすことができます。一方、次元削減はデータの特徴を少ない変数に圧縮して、可視化や分析をしやすくします。主成分分析(PCA)やt-SNEなどが代表例です。
教師なし学習はラベルが不要なため、大量のデータを効率よく扱えます。特に、データの傾向を探る探索的分析や、異常検知などに利用されます。近年では、生成AIの基盤となる自己教師あり学習(Self-Supervised Learning)にも発展しており、AIの自律的な学習能力を支える重要な技術となっています。
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サービスデスク・ヘルプデスク
サービスデスク・ヘルプデスク
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遅延とは、データが送信されてから相手に届くまでにかかる時間のことです。インターネットやオンラインゲームなどでよく使われる用語で、「ping値」としても表されます。遅延が小さいほど通信はスムーズで、反応が早くなります。
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