Glossary 用語集
BPR
ビーピーアール
BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)は、企業の業務プロセスを抜本的に見直し、効率化や品質向上を目指す手法です。単なる部分的な改善ではなく、組織構造やシステム全体を再設計し、経営の成果を最大化します。
BPRとは「Business Process Re-engineering(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)」の略で、1990年代にハマーとチャンピーが提唱した経営手法です。目的は、業務の根本的な見直しによって、コスト削減・品質向上・スピード向上などの劇的な成果を生み出すことです。
従来の改善活動(カイゼン)は「現状の延長線上での最適化」を目指しますが、BPRは「ゼロベース思考」で全体を再設計します。例えば、紙の書類による承認フローをデジタル化し、ワークフローシステムで自動承認を行うといった改革がBPRの典型です。
BPRの実施プロセスでは、まず現行の業務を詳細に分析し、課題を可視化します。その後、理想的な業務プロセスを設計し、必要に応じてシステム導入や組織変更を伴う改革を進めます。
デジタルトランスフォーメーション(DX)との親和性も高く、AIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などの技術を活用することで、より高精度で持続的な業務改革が可能になります。
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その他の用語
DoS攻撃
ドスコウゲキ
DoS攻撃(Denial of Service攻撃)とは、対象のサーバやネットワークリソースに大量のリクエストや不正なトラフィックを送りつけてサービスを利用不能にする攻撃です。単一の送信元から行われることもあれば、複数の感染端末を使うDDoS(分散型)として大規模化する場合もあります。防御は検知、緩和、冗長化の組み合わせが基本です。
ブルートフォース攻撃
ブルートフォースコウゲキ
ブルートフォース攻撃とは、あらゆる組み合わせを片っ端から試して正しい答えを見つけ出す攻撃手法のことです。特にパスワードや暗号の解読に使われることが多く、「力ずく」で突破することから「総当たり攻撃」とも呼ばれます。パスワードが短かったり単純だったりすると、比較的短時間で突破されてしまう危険があります。
IaaS
イアース
IaaS(Infrastructure as a Service)とは、サーバーやストレージ、ネットワークなどのITインフラをインターネット経由で提供するサービスです。ユーザーは必要なリソースを必要なときに借りて使えるため、物理サーバーを自社で購入・運用する必要がありません。代表例はAWS EC2、Microsoft Azure、Google Compute Engineなどです。