Glossary 用語集
ERP
イーアールピー
ERPとは「Enterprise Resource Planning(エンタープライズ・リソース・プランニング)」の略で、企業のあらゆる業務を一元管理するシステムのことです。販売、在庫、生産、経理、人事などの情報を統合し、業務の効率化や経営判断のスピード向上を実現します。中規模から大企業で導入されることが多く、全社の情報をリアルタイムで共有できる点が特徴です。
ERPは、企業全体の資源を最適に管理するためのシステムであり、会社運営に欠かせないツールの一つです。たとえば、受注から製造、出荷、会計処理までをバラバラのシステムで管理していると、情報のズレや重複入力などが発生しやすくなります。ERPはそれらを一つのプラットフォームにまとめ、データをリアルタイムで共有できるようにします。これにより、経営層は即座に正確な業績を把握でき、現場担当者も無駄な作業を減らすことができます。また、クラウド型ERPの登場により、初期コストを抑えた導入も可能になっています。代表的なERPソフトには「SAP」「Oracle ERP Cloud」「Microsoft Dynamics 365」などがあります。ERPは単なる管理ツールではなく、「経営の見える化」を進めるための戦略的なシステムといえるでしょう。
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その他の用語
AES
エーイーエス
AES(Advanced Encryption Standard)は、世界的に標準化されているデータ暗号化方式です。高速で安全性が高く、個人情報や機密データを保護するために、インターネット通信やファイル暗号化などで広く使われています。
DoS攻撃
ドスコウゲキ
DoS攻撃(Denial of Service攻撃)とは、対象のサーバやネットワークリソースに大量のリクエストや不正なトラフィックを送りつけてサービスを利用不能にする攻撃です。単一の送信元から行われることもあれば、複数の感染端末を使うDDoS(分散型)として大規模化する場合もあります。防御は検知、緩和、冗長化の組み合わせが基本です。
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キョウシアリガクシュウ
教師あり学習とは、入力データと正しい答え(ラベル)をセットで与えて、モデルがその関係を学ぶ方法です。たとえば、猫と犬の画像を分類する場合、それぞれに「猫」「犬」という正解を付けて学習させます。学習後は、未知の画像でも正しく分類できるようになります。