Glossary 用語集
ETL
イーティーエル
ETLとは「Extract(抽出)」「Transform(変換)」「Load(ロード)」の頭文字を取った言葉で、データを収集・加工してデータベースやデータウェアハウスに取り込む一連の処理のことを指します。異なるシステム間でデータを整理・統合する重要な仕組みです。
ETLは、企業内のデータ分析やレポート作成を支える根幹的な仕組みです。まず「Extract(抽出)」の段階では、販売管理システムや顧客管理システム、IoTデバイスなど、さまざまなソースから必要なデータを取り出します。次に「Transform(変換)」で、抽出したデータを分析しやすい形式に整えます。例えば、日付の形式を統一したり、数値を単位ごとに変換したり、不要なデータを削除したりします。そして最後に「Load(ロード)」の段階で、加工済みのデータをデータウェアハウスやBIツールに取り込み、分析や可視化に利用できるようにします。
ETLは従来、バッチ処理(定期的にまとめて実行)で行われることが多かったですが、最近ではリアルタイムに近い「ELT」や「ストリーミングETL」も登場しています。これにより、最新データを即座に分析に反映できるようになりました。ETLツールとしては、Talend、Informatica、AWS Glue、Google Dataflowなどが有名です。効率的なETL設計は、ビッグデータやデータレイク活用の鍵を握ります。
IT導入・活用のお悩み
お応えします。
「IT化は何からはじめたらいい?」「どんなITツールが自社にピッタリかわからない…」
など、IT導入に関するお悩みにITコーディネータあるいは中小企業診断士、またはPit-Nagoya事務局がお答えいたします。
必要に応じて、Pit-Nagoya会員のIT企業のご紹介、マッチングもおこないます。
どんなお悩みでもお気軽にお聞かせください。担当者より順次返信いたします。(対応時間:平日9:00〜17:00)
お悩み相談以外の事務局へのお問い合わせは 「お問い合わせ」からお願いします。