Glossary 用語集
ログ
ログ
ログとは、コンピュータやアプリケーションの動作を記録したデータのことです。エラーの発生やユーザーの操作、通信の履歴など、システム内部で何が起きたのかを詳細に残します。これにより、問題が起きたときに原因を探し出したり、不正アクセスを検出したりすることができます。開発者や運用担当者にとって、ログは非常に重要な情報源です。
ログは、ソフトウェアやシステムが「いつ・どこで・何をしたか」を時系列で記録する仕組みです。例えば、Webサーバーでは「アクセスログ」や「エラーログ」が一般的です。アクセスログには、訪問者のIPアドレス、アクセスしたページ、使用したブラウザ、アクセス時刻などが記録されます。一方、エラーログには、アプリケーションが異常終了した原因や、予期しない動作が発生したときのエラーメッセージが残ります。
ログの記録方法にはテキストファイル形式やデータベース形式などがあり、用途によって使い分けます。運用者はログを「モニタリングツール」や「分析システム」で解析し、異常を早期に発見したり、パフォーマンスを改善したりします。また、セキュリティの分野では、ログが不正アクセスや攻撃の痕跡を特定する重要な証拠にもなります。
さらに、最近では「ログ解析(log analysis)」という分野が発展しており、大量のログデータをAIで自動的に分類・解析して、トラブルの予兆を検出するシステムも登場しています。つまりログは、ただの記録ではなく、「システムを理解し、改善し、守るための情報資産」といえるのです。
IT導入・活用のお悩み
お応えします。
「IT化は何からはじめたらいい?」「どんなITツールが自社にピッタリかわからない…」
など、IT導入に関するお悩みにITコーディネータあるいは中小企業診断士、またはPit-Nagoya事務局がお答えいたします。
必要に応じて、Pit-Nagoya会員のIT企業のご紹介、マッチングもおこないます。
どんなお悩みでもお気軽にお聞かせください。担当者より順次返信いたします。(対応時間:平日9:00〜17:00)
お悩み相談以外の事務局へのお問い合わせは 「お問い合わせ」からお願いします。
その他の用語
フレームワーク
フレームワーク
フレームワークとは、プログラムを開発する際の「土台」や「設計図」のようなものです。プログラマーがよく使う仕組みやコードをあらかじめまとめたもので、開発を効率化し、品質を保ちやすくします。
ETL
イーティーエル
ETLとは「Extract(抽出)」「Transform(変換)」「Load(ロード)」の頭文字を取った言葉で、データを収集・加工してデータベースやデータウェアハウスに取り込む一連の処理のことを指します。異なるシステム間でデータを整理・統合する重要な仕組みです。
CI/CD
シーアイ・シーディー
CI/CDは、ソフトウェア開発において「継続的インテグレーション(Continuous Integration)」と「継続的デリバリー(Continuous Delivery)」を組み合わせた開発プロセスのことです。コードを頻繁に統合し、自動テストや自動デプロイを行うことで、品質を保ちながら素早くリリースを行う仕組みです。