Glossary 用語集
マイグレーション
マイグレーション
マイグレーションとは、データやシステム、アプリケーションを、古い環境から新しい環境へ移行することを指します。たとえば、オンプレミスからクラウドへ、旧システムから新システムへ移す作業などが該当します。
マイグレーション(Migration)は、情報システムやデータを、ある環境から別の環境へ移行するプロセスを意味します。これは単なる「コピー」ではなく、動作保証、互換性、データ整合性、セキュリティなど、複数の要素を慎重に管理する高度な作業です。
代表的な例としては、①古いサーバーから新しいサーバーへの移行、②オンプレミス環境からクラウド環境への移行(クラウドマイグレーション)、③データベースの移行、④OSのアップグレードなどがあります。
マイグレーションには大きく分けて「リフト&シフト(Lift and Shift)」と「リプラットフォーム(Replatforming)」「リファクタリング(Refactoring)」の3つの手法があります。リフト&シフトは既存システムをほぼそのまま新環境に移す方法で、コストと時間を抑えられます。リプラットフォームは、環境に合わせて一部最適化する方式。リファクタリングは、システムを再設計・再構築して移行する手法です。
マイグレーションを成功させるには、移行計画・テスト・バックアップが不可欠です。特にデータベース移行では、データ型の不一致や文字コードの問題が発生しやすいため、慎重な検証が必要です。
近年はクラウド化の進展により、マイグレーションはDX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩として重視されています。企業の基幹システムを最新のプラットフォームに移すことで、業務効率化・コスト削減・セキュリティ強化を同時に実現できるため、IT戦略の中核的な役割を担っています。
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