Glossary 用語集
WAF
ワフ
WAFとは、Webアプリケーションを狙った攻撃から守るためのセキュリティ対策です。通常のファイアウォールでは防ぎきれない「SQLインジェクション」や「クロスサイトスクリプティング(XSS)」などを防御する役割を持っています。
WAF(Web Application Firewall)は、WebサイトやWebアプリケーションへの通信内容を検査し、悪意ある攻撃をブロックするセキュリティシステムです。従来のネットワーク型ファイアウォールが「通信の送受信を制御」するのに対し、WAFは「Webアプリケーションの動作内容を理解して防御」する点が特徴です。たとえば、ユーザー入力フォームに不正なスクリプトを埋め込んで情報を盗む「クロスサイトスクリプティング(XSS)」や、データベースに不正な命令を送る「SQLインジェクション」など、Web特有の攻撃を防ぎます。WAFはクラウド型・アプライアンス型・ソフトウェア型などがあり、企業の環境に応じて導入形態を選べます。導入の主な目的は「Webサービスの継続的な稼働」と「顧客データの保護」です。特にECサイトやオンラインバンキングなど、ユーザー情報を扱うサービスでは欠かせない存在です。さらに、DDoS攻撃への対策機能を持つWAFもあり、Webサイト全体のセキュリティ強化に役立ちます。
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その他の用語
EA
イーエー
EA(エンタープライズアーキテクチャ)とは、組織全体のビジネス目標とIT資産を整合させ、戦略的に設計・管理する枠組みです。業務プロセス、情報、アプリケーション、技術インフラを可視化してギャップを洗い出し、将来の変化に耐える設計指針を提供します。標準的なフレームワークとしてTOGAFなどが広く使われています。
AIエージェント
エーアイエージェント
AIエージェントとは、人間の代わりに考えたり行動したりする人工知能システムのことです。ユーザーの指示を理解して、適切な行動を取るのが特徴です。例えば、チャットボット、音声アシスタント、カスタマーサポートの自動応答システムなどがAIエージェントの代表例です。
ミドルウェア
ミドルウェア
ミドルウェアとは、アプリケーションソフトウェアとOS(オペレーティングシステム)の間で動作し、両者をつなぐ役割を持つソフトウェアのことです。アプリが直接ハードウェアやOSの機能を扱う必要がなくなり、開発を効率化できます。代表的な例として、データベース接続や通信処理を行うソフトがあります。