Glossary 用語集
正規化
セイキカ
正規化とは、データや情報を一定のルールに基づいて整理・統一することを指します。特にデータベースや自然言語処理の分野でよく使われる言葉で、重複や不整合をなくし、効率よく管理・検索できるようにする手法です。
データベースの「正規化」は、データを整理して冗長性(重複)を減らし、一貫性を保つための重要な設計手法です。例えば「顧客情報」と「注文情報」を1つの表にまとめると、同じ顧客名が何度も繰り返されるなどの無駄が生じます。正規化では、これらを分割して「顧客テーブル」と「注文テーブル」に分け、共通のキーで関連付けることで、無駄をなくします。このような工程を「第1正規形」「第2正規形」など段階的に進めるのが特徴です。正規化により、更新・削除・追加などの操作が正しく行えるようになり、データの整合性が保たれます。一方で、過度に正規化すると処理速度が遅くなる場合があり、実際の運用ではバランスが求められます。また、自然言語処理の分野では、「全角・半角」「ひらがな・カタカナ」「大文字・小文字」などの表記を統一する意味でも「正規化」という言葉が使われます。これにより、検索や機械学習の精度を高めることができます。
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その他の用語
システム構成図
システムコウセイズ
システム構成図は、システムを構成するサーバー、ネットワーク、アプリケーション、外部サービスなどの関係を視覚化した図です。誰が見ても全体像がつかめるよう、要素の役割、接続の向き、通信の種類、冗長化や監視の位置づけを整理して描きます。開発・運用・監査・契約など多くの場面で“共通言語”として使われます。
ベンダー
ベンダー
ベンダーとは、製品やサービスを他の企業や個人に販売・提供する業者のことです。特にIT業界では、ソフトウェアやハードウェアを開発・販売する企業を指します。システム開発や保守を請け負う企業も「ベンダー」と呼ばれます。
CI/CD
シーアイ・シーディー
CI/CDは、ソフトウェア開発において「継続的インテグレーション(Continuous Integration)」と「継続的デリバリー(Continuous Delivery)」を組み合わせた開発プロセスのことです。コードを頻繁に統合し、自動テストや自動デプロイを行うことで、品質を保ちながら素早くリリースを行う仕組みです。